訪問診療とは

訪問診療・在宅医療について

訪問診療とは、緊急時のみ医師が出動するものではなく、定期的に自宅や入居施設を訪問し、医学管理を行うものです。
万が一、具合が悪くなったときは、24時間365日体制で緊急出動を行うことも可能です。さらに、様々な検査や処置、緊急時の入院先の紹介も対応可能です。
対象患者さんは、足腰が悪く通院が難しい方や、病気を抱えていても自宅で過ごされたい方などで、年齢や疾患は問いません。そのため、末期がんの緩和ケアや、骨折、褥瘡、生活習慣病、難病、小児先天性疾患まで、幅広く対応が可能です。
また、訪問診療は、介護するご家族を支えるための医療でもあり、住み慣れた地域で安心して生きていくことを支援することが、訪問診療の役割と言えます。

診療の流れ

  • 1.訪問前

    事前に、ご自宅にお伺いする日時を決めさせていただきます。ご家族が不在のときや、デイサービスに出かけるため不在となる時なども考慮し、ご都合に合わせてご予約をさせていただきます。

  • 2.診療・検査

    医師と看護師が2名体制で伺います。滞在時間は15分~45分程度、生活のご様子や身の回りのお困りごとなどもゆっくりとお時間をかけて教えてください。検査は視診・問診・触診・聴診に加え、血液検査(採血)・ポータブルエコーを用いて、お体の異常を数値的に把握することが可能です。

    ご自宅でできる検査例
    視診・問診・触診・聴診
    便検査
    心臓超音波検査
    採血検査
    腹部超音波検査
    睡眠時無呼吸検査
    尿検査
    胸部超音波検査
  • 3.治療

    月間2回の訪問を基本とします。疾病や重症度に応じて頻回に訪問が可能です。下記の治療や医学管理が可能、緊急処置や小手術にも対応します。必要時には連携病院への搬送や、専門医との連携治療が可能です。

    ご自宅でできる治療例
    内服薬による治療
    尿道留置カテーテル
    点滴・注射
    胃瘻管理
    インスリン・自己血糖測定
    心臓ペースメーカー管理
    在宅酸素療法
    胸水・腹水の穿刺・排液
    中心静脈栄養法(TPN,IVH)
    輸血
    麻薬を使った末期がんの疼痛コントロール
    膀胱瘻・腎瘻
    褥瘡・外傷に対する小手術
    経鼻的持続腸圧呼吸療法
    予防接種
    経管栄養法
    神経ブロック・関節内注射・トリガーポイント
    人工的呼吸器管理
    気管切開
    抗がん剤等の特殊な治療
  • 4.お薬の処方

    お薬が必要な方には、処方箋を発行します。
    薬局まで取りにいけない場合でも「訪問調薬局」を利用することもできます。

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